「サステナブルなアンティーク」
世代を超えて受け継がれるアンティークは、当時の技術の粋を集めて製造され、戦禍さえも潜り抜けて代々愛され続けてきた『奇跡』の品として、ヨーロッパでは幸運の象徴とも言われています。
何代にも渡り引き継がれたアンティークをお取り扱いし、また新たなオーナーに引き継がれるアンティーク。サステナブルとは正しくこういう事なのではないかと思います。時には100年以上前に日本から輸出され、この度アンティークとして里帰りを果たすアンティークに出会うこともあります。
時代や国の時空を超えたスケールはアンティークの醍醐味です！

ANTIQUE（アンティーク）
アンティークをご説明する際に欠かせないのが、時代様式（スタイル）です。
遡るとエジプト・メソポタミア様式からアンティークの様式は始まるのですが、当店でよく扱うスタイルは、19世紀後期から1910年頃のアール・ヌーボーと、1930年頃からのアール・デコスタイルがあります。19世紀後半には、世界の中心地であったヨーロッパでジャポニズムという日本ブームがありました。浮世絵や陶磁器、漆器など多くの日本文化が西洋に紹介され当時の芸術家達に大きな影響を与えました。

VINTAGE（ヴィンテージ）
ヴィンテージはもともとワインの価値を表す言葉でした。ヴィンテージの良さは、新品にはない「味わい」と「個性」でしょう。使い手の生活やクセによって、量産された品物もやがては独特の風合いを醸し出していきます。世界的に高度経済成長に沸いていた当時、華やいだ勢いのある時代のアイテムでもあります。ヴィンテージのスタイルとしては、ミッドセンチュリーやインダストリアルといったカテゴリーです。